明けましておめでとうございます。
新年のご挨拶を申し上げます。
誰にでも平等に訪れる初春は、誰もが気持ちを新たに出発できる、思いようによって大切な節目となります。
町民の皆様におかれましては、昨年の実りを本年飛躍の土台に、昨年の悪しきことは良い形でリセットされ、心新たに夢や希望を膨らませておられることと思います。
昨年末には、議会議員の新型コロナ集団感染により12月定例会を流会し、町民の皆様には大変なご迷惑、またご心配をおかけいたしましたこと、まずもってお詫び申し上げます。
おかげさまで、行政の協力を得ながら日程調整ができ、臨時会の開催により、高騰する光熱費対応や除雪の費用、新たな事業予算など全ての案件を、活発な質疑討論を経て審議を終結することができました。
不祥事につきましては、現在6名の議員で構成する調査委員会を立ち上がり、経過の整理をし、今後の危機管理体制強化に資するべく取り組んでおります。
早い時期に結果を公表し、議会として、議員として反省すべきは反省し、さらに災害など、どのような有事にも安定して議案審議・一般質問を行える議会運営体制の再構築につなげることで、失墜した信頼の回復に努めてまいる所存です。
当町議会は、新体制で活動をスタートしてから、早や2年が経過しようとしています。この間コロナ禍で、活動の制約はありましたが、議員定数・報酬の在り方の検討、有事に則して委員会のウェブ会議開催を可とするなど多くの改革に着手あるいは実施を進めました。また住民懇談会を各自治会へ出向いて開催し、今日までに、多くの皆様から様々な声をお寄せいただいております。今後は、いただいたご意見に対する議論を深め、町政の場に反映し、暮らしやすく力強いまちづくりに努めて参ります。
この2年間の町議会における議案審議を振り返りますと、国の地方創生交付金、特にコロナ関連の臨時交付金が矢継ぎ早に予算補正され、予備費を含め総額17兆円を超える額となりました。
これを受けて町でも、目の前のコロナ対策、コロナ終息後の力強いまちづくり事業などの大型の予算編成が続きました。
議会も、世帯の支援、業種別の産業支援復興対策、新たな観光戦略など多くの事業に対し、町民の皆さまの声を反映すべく町側と協議・審議を深め、政策のすり合わせに努めてまいりました。
そうした積み重ねが予算補正の都度、各種の施策に反映されてきたように感じます。
町民の皆様におかれましては、諸物価の高騰、低迷する産業経済、いまだ衰えぬ新型コロナウイルス、そして頻発する異常気象災害に対する不安など、日常の生活を取り巻く環境は厳しさを増していると感じます。
私たちは、本年もそうした課題に一つずつ向き合ってまいります。
しかしながら、こうしたときこそ、みんなで力を合わせて、互いに協力しあい助け合うことで、明るい未来に向けた一歩を踏み出すことができるものと思います。
町民の皆様に置かれましても、地域における絆を深め、まちづくりや議会に対する、参加・ご協力を、お願い申し上げます。
結びになりますが、町の発展と、町民の皆さまが、心穏やかに過ごすことのできるこの一年になりますように、また日々悲惨なニュースの流れる国々に、一刻も早い平和と安定が訪れますことを切に願いまして、年頭のご挨拶といたします。
2023/1/1 おりやま誠