トピック
2023年12月定例会一般質問
遅くなりました。
新町長が誕生し、初めての一般質問を行いました。
就任後1か月の町長に少し遠慮しながら、それでも公約の核心や町民の要望については考え方を質しました。
以下はその議事録用の早出し原稿で校正前のものです。誤字脱字はあると思いますが内容は伝わると思いますので公開します。
議事録早出し原稿
折山議員 それでは一般質問をさせていただきますが、ここで議長のお許しを得て、質問順序を質問事項2から順次行っていって、1については最後の質問とさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。
議 長 はい。
町長、よろしいですか。
町 長 はい。
議 長 2番から始めるそうです。
折山議員 準備のほうはそんなふうでお願いします。
質問に入る前に、私は最後です。ずっと昨日から今日まで、各議員の一般質問、それから町長の答弁をお聞きしてきて、議員の皆さんも就任直後の町長に聞くのはなかなか酷かなという思いで、皆さん、ちょっと緩めの質問が続いてきたのかなというふうに思います。
でも、申し上げたいのは、行政経験がそれなりに豊富であり、また民間での経験も併せ持ってここへ上ってこられた町長、普通は1期目ですと、多分、今までの質問に対しては課長たちが代わって答弁する機会が多かったのかなと思うのですが、全て自分の言葉で信念を持って語られてきた、その姿勢については感心しながらお聞きをしておりました。
私も、心苦しいのですが、行政は切れ目ない継続が求められております。町民の声をこれからお伝えしながら伺ってまいりますが、これまで同様、町長の言葉で私の質問に対してもお答えいただけるようにお願いを申し上げまして、質問事項の2 七久保診療所再開に向けた取組について伺います。
質問要旨、任期中に再開したいという公約の道筋はついているかについて伺いますが、今申し上げましたとおり、おおむねの道筋で結構かと思います。
七久保診療所が医師の高齢化により休止してどのくらいたつのでしょうか。随分と長い間、休止となっております。
この間、私も一般質問や所管課との予算審査、決算審査の折にどうなっているのかなということでお伺いをしてまいりました。その都度、所管部署では医者の確保に努めているのだけど赴任していただけるお医者さんが見つからない、こういったようなお答えでございました。
一方で、予算では、毎年度、七久保診療所費が計上されていますが、感想として、これまで診療所再開に向けた町の情熱や動きをあんまり感じ取ることはできませんでした。
私自身も区民の皆さんから診療所はどうなっているのだっていう質問をされるたびに、町も努力しているのだけど赴任していただけるお医者さんが見つからない、このような状況で、もう少しお待ちいただきたい、こんな苦しい言い訳を繰り返してまいりました。
しかしながら、さきの町長選挙に際しまして、七久保地区での演説会の折には、地域の医療は大切であり、当選したら私の任期中に七久保診療所のめどを立てたい、現在、複数の医師とコンタクトを取っている、こういったような旨の力強い言葉をその場に井沢民は受け取りました。この間、地区の高齢化は進み、交通弱者が増加している中、通院に苦慮している地区住民は激増しておりまして、区民はこの言葉に大きな期待を寄せているところでございます。
さらに、この23日の長野日報によれば、来年の2月には昭和伊南総合病院が紹介受診重点医療機関に指定をされる見込みとなったそうであります。そうしますと、紹介状を持たずに受診するときの初診料は7,000円以上への引上げが義務づけられます。報道によれば、6月から紹介状を持たずに受診すると、これまで1,100円だった初診料が7,000円へと引上げになるのだということの報道になっておりました。再診の場合も同様に引上げということのようであります。
こうした観点からもますます診療所など地域医療の重要性が高まってまいりました。
七久保診療所再開に向けた取組について唐澤町長のお考えを改めて伺いたいと思います。
議 長 こっちへ……。
〔唐澤町長登壇〕
町 長 七久保診療所再開、任期期間中の道筋はついているのかという御質問でございます。
選挙運動期間中に区民の皆様からは、もう10年も地域の医療がないということでいろいろと要望をいただいてきましたので、私もいろいろ関係する皆様に御相談申し上げたところ、地域医療に取り組みたいという意思を持っている医師の方が1人いらっしゃいました。
また、町内でも関係する方が七久保にはお医者さんがいないので紹介してもいいですよというような御意見もいただきまして、そういった状況の中で、これは七久保にもぜひとも診療所をと考えて、いろいろな場所でお話をさせていただいたところであります。
以前にも七久保診療所の医師については何人か打診がありましたけれども、その都度、なかなか成果が上がってこなかったところであります。
今は、いろいろな介護施設等も医療機関と結びついた、そういった介護施設が北信のほうでは大変増えてきています。南信のほうにはそういった福施設がないということもありますので・・駒ヶ根に1件ありますけれども。
ですので、やはり地域の中に、福祉、介護、医療、こういったものがきちんと整った場所で幾らしていくことが非常にこれからは重要になってくると思いますので、そういう意味でも、ぜひとも七久保地域に診療所の復活を考えていきたいと思っております。
その前には、医療圏調査ですとか、状況をきちんと把握しながら建設に向けて準備を進めていく必要がありますので、まずは調査をやってまいりたいと、それと、もう一つは、打診のあった先生方にも積極的に働きかけまして、ぜひとも飯島町に来ていただくような取組もしていきたい、その2本柱で進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
〔唐澤町長降壇〕
折山議員 この件については、医師という相手方のある案件ですので一朝一夕っていうふうには進まない、また、特に今まで昭和伊南総合病院の話をお聞きしておりましても、田舎へ来るには奥様がまず反対っていうような、いわゆるお医者さんの私生活に絡んでなかなかお医者さんが情熱を持ってこちらへ来たいと思ってもいろんな制約の中で来られない、そういった個々の大きな事情も関わってきますので、今の町長の思いが七久保区民には伝わると思います。
ただ、振り返ってみますと、飯島中央病院でしたっけ、飯島中央クリニックか、今の宮下副町長がかなり専任的な枠割を担いながら、かなり力をそこへ注いで成果を上げてきたっていうケースもありますので、ちょっと本腰を入れる段階になりましたら、ぜひそういったような専任的な考え方も併せ持っていただくと相手の御家庭の中まで入り込んだ招致ができるのかなと思いますので、今回はこれ以上申し上げませんが、この後も進捗状況につきましては一般質問を通じまして引き続き伺ってまいるということにして、次の質問へ移ります。
質問事項3「会計年度任用職員の処遇改善を」。
質問要旨、同一労働同一賃金に向けて、新年度は会計年度任用職員の大幅な賃金アップを。これは平成30年3月に私の一般質問に対する副町長答弁の確認、これについて伺っていくということにしてあります。
ちょっとすみません。(水を飲む)
この件につきましては、平成30年の前年、平成29年にも同趣旨の質問をしておりますので、私は今回で2人の町長に対して3回目の質問ということになります。心の中に深く刻んでいる内容であります。
唐澤現町長には、当時の副町長として町長に代わって私の質問に対する答弁をしていただきましたので、その折の記憶を呼び戻していただくために平成30年3月当時の私の一般質問を繰り返して申し上げたいと思います。
かいつまんで申し上げますと、同一労働同一賃金に向けては、世に問われている格差以上の格差が当町職場には現存していると思われることから、昨年に引き続き再びの質問とさせていただきますと申し上げました。
厚生労働省のホームページによれば、いわゆるパートやアルバイト、契約社員、派遣社員、嘱託社員などが非正規雇用労働者に該当するということでありまして、役場では臨時・嘱託、今でいう会計年度任用職員が非正規雇用職員ということだと思います。
同じく厚労省のホームページによれば、この当時のですよ、平成26年度の数字ですが正規と非正規との賃金格差は、年齢全体では正規に対して非正規は63.9%の格差だそうであります。
さて、当町の賃金格差の現状はいかほどでしょうかということを伺いながら、その当時の私の感じていたのは、町の嘱託相当職員は専門職化しており、臨時相当職員は恒常的に正規職員業務の穴埋め的な職種ではないかと感じておりました。実際にそうだと思います。
責任の軽重はあるのでしょうが、恒常的に非正規職員の皆様には複雑かつ重要な実務を任せてきたように思います。私自身がそうでした。
また、町民から見れば職員は正規、非正規の別なく役場の職員であり、対応する職員には差のないサービスが求められるものと思われますし、現実にそうなのです。内容によっては非正規の皆さんにしか説明できない、対応できないような個別案件もあったように思われます。
格差是正には当然財源の確保が必要でしょう、一気には困難でしょうが、段階的に格差是正に努める姿勢を強くこのときには求めました。
働き方改革など、財政難を理由に便利に雇用しながら安価な人件費にあぐらをかいていることが許されない時代、それが訪れてきたのではないでしょうかということで伺いました。
2018年3月にこのように伺ったところ、唐澤町長のこのときの答弁は、2020年4月・令和2年ですね、会計年度任用職員制度に移行する、それに合わせて処遇改善を検討していくのだ、こういうお答えでした。
現在は嘱託、臨時の呼称ではなく1種2種3種の別でしょうが、処遇の実態は従前と大きくは変わっていないものと思います。なぜなら、CEKの音声告知を聞いていれば、保育士、給食調理員など、度々の募集放送がされていますが、にもかかわらず、昨日来の教育長の答弁をお聞きすると、保育士の確保が難しい、学校給食の調理員さんも来手がない、そういった報告がございます。
原因は、先ほどの議員のほうからもありましたが、職務内容に対してあまりに低い処遇の結果ではないかと感じるものであります。扶養控除額の制約もあり、個々の都合もあるかと思われますが、基本は同一労働同一賃金かと思います。
私は、唐澤町長が誕生したことで、ようやく唐澤当時副町長と私の当時の約束、大幅な改善を検討することを果たしていただくときが来たと考えております。
近隣自治体と横並びではなく、当町が率先して引上げを行い近隣自治体に波及させていくことを改めて強く求めますが、お考えはいかに、お答えください。
町 長 今資料を見させていただきまして、私も平成30年当時答弁した内容を確認しております。
当時ですと、嘱託職員の皆さんは8割~9割、臨時職員の皆さんは6割~7割という賃金水準だったかと思います。
令和2年から会計年度任用職員に制度が移行しまして、先ほど申しされたように1種から3種までの区分で賃金体系を持ちながらお勤めをいただいているところであります。
同一賃金同一労働、同一労働同一賃金、そういったことは、まさに目指す方向だと思います。
この間、4年たちますけれども、会計年度任用職員の制度についても段階的に改善をさせてきていただいているところであります。
特に、令和3年末から4年にかけて、保育士、調理員、そういった方たちの身分の見直しと給与改定を行ってきたところでございます。
また、令和5年には、保育士への処遇改善として町独自に保育士の定着支援事業ですとか宿舎支援事業、そういったものも創設して改善してきました。
また、令和6年、来年ですけれども、先ほど教育長が答弁して副町長が補足しましたけれども、保育士正規の枠を広げていくということを検討しているところであります。
いずれにしましても、町の財政状況もありますし、またいろいろな諸般の事情もありますので、そういったところを勘案しながら、できるだけ同一労働同一賃金の方向に向けて改善してまいりたいと思います。
取りあえず今検討を始めているのは、勤勉手当等々の手当の対象者の拡大、そういったところを具体的に進めてまいりたいということで、準備ができた段階でまた議会にもお示ししながら、御提案しながら進めていきたいと考えております。
折山議員 財政のことがまず出てくるかと思いますが、大事なのは、やっぱり処遇で差をつけてはいけないっていうことをまず思うのですね。
それで、今6割~7割っていう時給単価っていう話がありましたが、ちょっとそういうふうには感じないのですよね。時給をちょっと審査の折に具体的にお伺いし、書類を見ていると、そういった6割7割という数字がどういうふうな根拠で出てくるのか、この場でなくて結構ですので、その根拠をまた議会へ図っていただくときにお示しを願いたいな、印象としては、とてもそこまで行っていないのではないか。
それで、私の今回の質問は、質問要旨のとおり、処遇の中の賃金の引上げについての考え方を伺っておるわけなのですが、質問事項そのものは処遇の改善なのです。
それで、ちょっと私自身も通告の範囲を超えるかと思いますので、答弁の用意がなければお答えは結構なのですが、一応伺ってみます。
現処遇の確認だけさせていただきたいのですが、この制度の導入によりまして、1つ、賃金の設定や昇給制度、休暇の取得など、一部の待遇において明確なルールが設けられたということであります。
給料は常勤職員の初任給月額を基に計算されるということになっています。昇給や前歴換算も導入されているのが以前までとの大きな違いであります。時給制で報酬が支払われてきたときと比べると、フルタイム勤務の職員にとっては大きな変化があるというふうに考えられるそうであります。
2つ目、さらに週15時間30分以上の勤務であれば、これは8時間労働なら2日間ですよね、週に2日間。そういう勤務であれば期末手当の対象なのですということです。フルタイム勤務の場合は、地方公務員等共済組合保険への加入や退職手当の支給も導入されております。
3番目、休暇に関しても国の非常勤職員と同様の待遇が認められており、年次有給休暇に加えて特別休暇の取得も可能という制度のはずです。
こうした新制度の処遇は、当町では適正に的確に運用されているのかどうか、分かればお答えいただきたいと思いますし、質問の範囲を超えていると認識しておりますから、またこの後の説明でも結構ですが、あればお答えいただきますが……。
相談しなくてもいい。(笑声)ちょっとこの次にしてほしいっていえば、そうします。(宮下副町長「じゃあ分かる範囲で。よろしいですか」と呼ぶ。)
副町長 休暇は、多分そのとおり行っているというふうに思っております。
それで、手当、期末手当、15時間30分だったか20……。ちょっと記憶は曖昧なのですけれども、1種2種は出ているというふうに思っています。3種は出ておりません。その辺の改善はこれからしようと思っておりますので、それは私も承知をしております。
先ほど言われたあとのところは、大体のところはクリアをしているかなと思うのですが、ちょっと正確ではないので、私の今の記憶だけで言っているので、後でまたお示しをさせていただきたいと思います。
折山議員 長い昔を振り返ってみれば、私が委員長、宮下副委員長、唐澤書記長っていうことの中で、私は平の職員でしたが、当時は職員の処遇改善についても時の理事者とかなり厳しくやり合ってまいった記憶をお二人ともお持ちかと思います。職員の処遇についてはいつも唐澤現町長以上に、やはりきちっとした対応をしていかなきゃならないなっていうのは今日まで変わらない姿勢ですので、またこれについては質問させていただくときが来ようかと思います。
ということで、今度は質問事項4だね、4へ移ります。
「昭和伊南新総合病院建設に向けた交通環境整備を」という質問項目。
質問要旨は、4年後の開業を目指して進んでおります新病院について、利用者の利便向上のため、最寄りのJR駅と病院を結ぶバス運行など、今から関係首長と、ぜひ町長に協議を進める考えをお持ちいただきたいということについて伺ってまいります。
現の病院と異なり、新病院はJRの最寄り駅に近くなってJRの利用者も増えるのではないかなということが予想されます。
しかしながら、先ほどの町営住宅の1階から2階の移動、運動のためにという入居者もおられたようなのですが、当然環境がよければ最寄り駅から新病院まで健康のために歩こうという方もいらっしゃると思うのですが、そうではない方、高齢による歩行困難の方や雨天時、積雪・降雪時、こういった通院者の危険回避、こういったことを考えますと、やはり何らかの対策が必要かというふうに思われます。
そこで、今から中川村、宮田村、駒ヶ根市の首長と協議を進められて、最寄り駅と病院を電車の時刻に対応して往復する無料の送迎バス運行、これをぜひ働きかけていっていただきたいな、こういったものであります。
私は、昨年度までの2年間、伊南行政組合の議会議員ということもありまして、病院に関係する会議の折には、事務局に対して、ぜひ事務局から4つの市町村の首長さんにそういったことでの視点の検討も働きかけてほしいということを折に触れて発言してまいりました。
しかしながら、よく考えてみれば、病院建設の担当者って、もう膨大な職務を持ちながら負担金の折り合いまで行わなければならないので、ちょっとそういった話に関わるほどのエネルギー、余力がないのかなというような気がするものであります。
そこで、まだ首長間でそういった議論は、町長は就任されてからまだそういった場面の会議はないかと思いますが、出ていないと思うのですね。4人の首長さんがお集りになったら、そこも視点に入れた働きかけを飯島からぜひ発信してほしいな、何とかそのことで開業と同時にそうしたピストン運行ができれば随分と通院する皆さんについては利便の投資になるのかな、こんなことを期待申し上げながら、働きかけ、町長のお考えを伺います。
町 長 この間、何回か伊南行政組合の首長と話す機会がございまして、病院の建設についても話題になっているところでございます。
駒ヶ根市も福岡駅前の改修を含めて病院からのアクセスを改善していくという取組をしていくということでありまして、それに合わせて病院とJRを結ぶバスについても検討していきたいというお話を聞いております。
伊南でしっかりとそういった点を共有しながら、各町村の事情もありますので、そういったものもうまく組み合わせて、できるだけ利用する皆さんが安心して病院に通えるような仕組みをつくっていきたいということでそれぞれに働きかけていきたいと考えております。
折山議員 お礼は言わないことになっておりますので、ただいまの発言に期待をしてまいります。
戻りまして質問事項の1 レディースファーム、これは女性が起業するっていうものではないということの確認ができておりますので、女性の多様な農業参画という意味合いの中で、その環境整備を、この質問項目に入ります。
質問要旨なのですが、女性の農業参画の視点、それから体験型農業観光振興の視点で公共トイレの増設整備を、についてなのですが、伺いたいと思います。
ただ、こういう視点での公共のトイレの整備っていうことは今までどこにも出てこなかったと思いますので、これは投げかけます。ですから、そういった視点での検討を求める農業者の声があったということで受け止めていただければと思いますので、考え方について町長があればお伺いするし、今後の検討解題だとすればそのままで結構ですので、一応申し上げます。
町全体をレディースファームという形にして女性の農業参画を多様な形で促しながら育てていくためには様々な環境整備が必要かと思いますが、今回は、今申し上げたように、ある農業者の声を受けて公共トイレの整備に的を絞って伺うものであります。
この方は御夫婦なのですが、繁忙期には女性を雇用して土地利用型の農業経営を行っている方でありますが、困るのは女性のトイレだそうであります。
それで、この方のお話を聞いておりますと、これまでにも何回か議員のほうから飯島町の公共トイレは少な過ぎるぞという質問が過去に出てきた、二、三回あったような気がするのですが、この農業者の方もよその市町村に比べて公共のトイレが少ない、あるいは閉鎖しているトイレが多いというような感想を持つそうです。
それで、作業中にトイレに行こうとすると、例えば本郷のどこか下の段のほうにいて本郷池へ飛んでいくと駅にはトイレがない、それから慌てて海洋センターまで登ってきたら外のトイレはあるのだけど鍵がかかっていて、多分グラウンドを使用するときのために解放するトイレかなっていうことで、そうすると、またそこから今度は道の駅まで飛んでいく、こういったことになるそうであります。
時間的なロスというものもあるし、それぞれの生理現象の我慢の限界ということとの闘いに苦慮しているそうなのであります。
町は女性の多様な形の農業参画を掲げております。その女性に言うには、男の衆からはそこら辺でやりゃいいじゃねえと言われるのですけど、そんなことはとてもできないと、考えてほしい、こういった強い要請でございました。
公共施設等へのトイレの設置だとか、昔は本当に落書きとかいたずらとか、中には火をつけているっていったようなことで極めて治安的に閉鎖も無理ないなって思われるようなことが多かったわけなのですが、ここのところどこを見ても割合きれいなのですよね。落書きもなければ、大分世の中が平穏になってきたのか、そろそろ信頼して開放できるときかなというふうに思われるので、こういった声があって、このことにより女性の農業への参画を促せるという希望の声が寄せられましたが、お考えがあれば伺います。なければ結構です。
町 長 レディースファームに限らず、やっぱり公共トイレが非常に少ないと自分も感じているところであります。
特にJRにつきましては、つい先日も高遠原のトイレが閉鎖されたところであります。しかも、今度は順番的に飯島駅のトイレが閉鎖される、廃止されるということも聞いておりまして、使った方もいらっしゃると思いますけど、中を見ていただくと、もうガムテープでタイルが貼ってある状況でして、非常にトイレとして使うには厳しい状況があります。
そういったことも含めて、公共的なトイレについては整備を進めていく必要を感じております。特に、農業関係だけではなくて、今はいろいろな地域を周遊していただく観光客にとってもトイレがないという意見もあります。そういったことから、すぐにたくさんは整備できませんけれども、できるところから要望をお聞きしながら、公共トイレについては整備を進めていきたいと考えております。
折山議員 待ったなしの多くの解題がある中で前向きな御答弁をいただきました。一つの解題として受け止めていただいて、またその整備に御尽力をいただければということを申し上げて、私の一般質問を終わります。
2024/1/25 おりやま誠
2023年9月の一般質問をお届けします。町長(前)の2期8年の政策の総括
明けましておめでとうと言えない新年になりました。能登地震・航空機事故の被災者・犠牲者の皆様のご冥福をお祈り申し上げます。
昨秋は町長選などがあり、HPの更新をする余裕がありませんでした。
遅くなりましたが、昨年9月の一般質問は次のとおりです。
校正前の原稿です。少し誤字脱字があると思いますが、概要をお汲み取りください。
3番
折山議員 通告順に質問をしてまいります。
質問事項1「町長2期8年の総括」について伺います。
今回の質問は、通告時に吉川議員からあらかじめ秋の町長選について町長に3期目の出馬の有無を俺のほうで問うよと事前に私のほうへ通告がございましたので、私のほうは総括的な内容に変えて質問することにして通告をさせていただいたところかと思います。
ちょっと質問の項目を町長に理解していただきながらこの項の質問要旨に入ってまいりたいと思いますので、少し回り道をしますがお聞きをいただきたいと思います。
この秋を控え、そろそろ下平町政おおむね2期8年の総括をしてよい時期かなあというふうに私は思います。
特に6日の新聞各紙では、新人が町長選へ出馬する意向と現職の下平町長におかれましては明確な態度を明らかにしていないと、こういった報道がなされたところであります。したがいまして、目下、町民の最大の政治的な関心事は町長の去就にあると言っても過言ではない、そんなように思うものであります。
それで、町長という職に何代もの町長のそばで私は接してまいりましたが、この職は大変な激務であり、24時間の勤務、そのために自分のいわゆる私生活っていうものの自己犠牲の上に初めて成り立つ大変な仕事だなというふうに常々感じております。ですから、自分の町をよくしたい、一人でも多くの町民の幸せになってほしい、そのような強い思いのある人でなければ務まらない職であると、そのようにも私は思います。
その意味で、下平町長、2期8年という、長いのか短いのか、それぞれの受け止め方は違いますが、掲げた目標に向けて町長職を務めてこられたという御尽力に対しましては改めて敬意を表し、また御努力に感謝を申し上げなければならないというふうに私は思います。議員はこういう場で町長に対しお願いし謝意を述べてはならない、これが原則になっておりますが、あえて申し上げておきます。
また、このたび同じ思いで自分の目指す町のありようを掲げて出馬の意向をマスコミ
で報じられた新人の方にも同様、いばらの道を選択されて、そういった心意気と、自分ならもっといい町にできる、そういった強い信念と自信を持たれたことに対しましても同様に敬意を表したいというふうに思うものであります。
議会議員選挙もそうですが、特にこれからの4年間の町の未来を託す町長選挙が町民にとって選ぶ自由のない無投票では不幸です。また、立候補者にとっても、直接町民の信認を数字として受け取れないという形では、町の先頭で引っ張っていく力も半減してしまいます。共に不幸です。
そこで、下平町長におかれましては、これから始めるこの項の一般質問、私との一問一答を通じまして早急に3度目の立候補の意思を表明され、目指す政策議論を徹底的に交わしていただけるであろう、そう願いながらお手元の質問要旨1―1に入ってまいります。
まずできたこと――これは実績です。積み残していること――課題、人口対策、子育て支援、福祉政策、産業振興、町営業部の今、脱炭素・新エネ政策などなど、特に町長として公約を振り返る施策、これを伺ってまいります。
私の申した項目でなくても結構です。大切な時期でありますので、この項に私は重点を置きますので、時間を十分に使っていただいて結構です。まず任期中に力を注いで来られ、町民に誇れる成果を実績として、あるいは頑張ったけれどコロナなどの理由で語るべき成果が見られないものについては課題として、町長の印象深く心の中にあることをお話しいただければ、それでいいかと思います。
お答えください。
〔下平町長登壇〕
町 長 お答えいたします。
折山議員には、町長2期8年、また今2期目の最後の年を迎えているこの時点で今までを振り返る時間を与えていただき、皆様方にまた御説明する時間を与えていただきまして、大変ありがとうございました。
初日にもお答えしましたけれども、今日は特に2期目ですね、2期目について掲げた施策、これが今どのようになっているのかというところを中心に、4年前の昔のことではなくて、最近の施政方針等を語った中での思いを語っていきたいと思っております。
まず町のコンセプトとして定めましたのは、「森林や田園風景の静寂さの中にも快適な生活基盤のある町へ」というのを目標に掲げております。
目標の中には、それを達成するために、環境循環ライフ構想、まず。これにつきましては、木質バイオマス発電事業実施に向けまして、昨年度、事業の可能性の調査を実施したところでございまして、それを実現する候補地、あるいは選定したサプライチェーン、協力企業などの確立などが課題と今なって浮き彫りになったところでございます。
飯島町地域温暖化対策実行計画において水力発電の可能性についても本年度繰越しで調査を行っているところでございます。水力発電につきましては、ただいま越百のしずく発電所が県企業局の肝煎りで与田切川上流に建設されていますけれども、そこで発電された水をただいまある最初の与田切発電所で使う、その手前で飯島町に分けていただいて、それを発電に利用しようと、こういう概略の中で県との調整を今はしておるところでございます。
あわせて、商圏の地元滞留率、それが今までずっと4%であったということで、これを向上しなきゃいけないという部分がございます。新型コロナウイルスの中で復興券事業を第5弾まで行いまして、地元商店街での購買力向上に努めさせていただいて、多くの方に御満足いただいておるところでございますけれども、恒常的に飯島町で生活必需品が購入できる商業施設をやっぱり迎えたいというふうに思っております。この件につきましては、具体化できそうなところまで来ておりまして、予定では7月に調印席ができるのかなあという感覚でおります。
このほか、地域の経済発展のために企業誘致をしてまいりましたけれども、クギンさん、西武陸送さん、日本薬業さん、そしてひかり味噌の増築、南信精機製作所の増築等が実現されておりまして、地域の雇用の創出並びに確保に向けて企業が頑張っていただいておるという環境ができております。
2つ目は少子化対策でございます。
子育て世代を応援する意識啓発や職場環境づくりということで、今、国が異次元の少子化対策をスタートしたところでございますけれども、飯島町は4年前から少子化対策に力を入れておりまして、保育園の給食費の完全無料化、子育て世代のゼロ歳~3歳の御家庭の上下水道関連の応援補助金を子ども1人当たり5,000円補助させていただいております。
待機児童をつくらないようにということで、ただいまは女性もなるべく働きに出たい、そういった環境を後押しするために未満児保育の受入れ態勢を強化する、これを人口増につなげていくわけですけれども、そのために本年度は保育士の処遇改善をさせていただきました。
また、女性が働く場所を確保することに着眼点を置きまして、女性の職業の選択肢の1つに農業をということで、レディースファームの具現化に向けて今動いておるところでございます。子育てしている女性が都合のいい時間に農家で働ける、それで農業体験の中から次世代の農業経営者になってくれればと、こういう思いもあった中で、子育て中のお母さんの働き場所を確保しようということを進めておるところでございます。
これが少子化対策、まだまだ細かいのがありますけれども、紹介はこれぐらいにさせていただきます。
3つ目としまして高齢化対策でございます。
活躍するシニア、健康で経験や技術が地域に生かせる人生100年時代を迎えていただきたいということで生活習慣病予防活動に力を入れておりまして、近隣市町村よりも要介護・要支援者認定率が低く抑えられております。保険料が少額で要支援者の認定の率・人が少ない。健康だということですね。そういうことがあります。
また、昨今の医療状勢で病院完結型――病院で全て完結、完治して社会に復帰できるという病院完結型医療社会から、今、地域完結型医療社会へ移行しておるところでございます。病院にまだまだ昔だったら入っていられんですけれども在宅へという形の中で、それを受けて、それは地域でやっぱり助け合わなきゃいけないねと、こういう環境でございまして、コミュニティーづくりの一環として飯島版お助隊の取組を今推奨しておるところでございまして、新田地区におきましてはその先進的な活動をなされております。この活動が各地域に、みんなで助け合う、そういったお助隊、いろいろの形の中で、あるいは公開所にいつ来ても人と話ができると、そんなような環境ができたらいいなという目的のために飯島版お助隊というのをつくらせていただきました。
4つ目は地方創生の関係ですけれども、「リニア新時代、後継者が夢を抱いて故郷に戻れる経済基盤のある地域へ」というものを掲げております。
これにつきましてはマイホーム取得補助金等の創設を行いました。移住対策に実績を積み上げているところでございます。ただいまこの補助金の利用者は昨年と今年とを含めて110件ほどの応募がございまして、新築住宅の取得、あるいは中古住宅の取得、あるいはリフォームということで、この地域にとどまっていただくことを支援させていただいております。
「飯島流」ワーケーション事業を開始いたしまして、iiネイチャー春日平をオープンさせました。これは、将来、リニア新時代を迎える中で都市と農村の交流がますます盛んになるだろうということで、これを起点に交流人口を増やしてまいりたいというふうに思っています。農業体験や自然体験、文化体験、200以上のプログラムをつくる中で、それを体験しながらこの地域にお呼びしたいということ、そして、ここへ来ていただくと企業誘致にもつながるだろうし移住・定住にもつながるだろうと、こういう目標を持っておるところでございます。
5番目として行政改革です。
行政サービスが的確に機能する組織と想像力や実行力がある職員を育てたいというふうな思いで、縦割り行政の課題であります横断的な実力を発揮できるように2つのプロジェクトをつくらせていただいております。先ほど申しました環境循環ライフ構想は、いろいろの課が集まって、ここで意見を交わしておるわけでございます。また、人口増プロジェクトにつきましても各課担当者がそこで口角泡を飛ばして議論をしておるところでございます。そういった中で横のつながりをしっかりと持っていこうという行政を行っております。
また、飯島町営業部、これは今年で8年目になります。自分たちの町は自分たちでつくろうと、こういうことがコンセプトでございます。ぜひまちづくりに住民が参画していただいて田舎の底力を発揮していただこうということで飯島町営業部を発足させました。
当初の4年間は順調に進みまして、いろいろな事業を重ねていただきました。その中で新しいグループも誕生しました。
その1つがいいじま森の会、飯島町町民の森の改修や、あるいは傘山の登山ルート、ハイキングルート、こういったものを自主的につくっていただいております。
また、「あぐりの丘」花クラブ、これはアルプスのお花畑という当初の私の政策を酌んでいただいて、チューリップではないですけれども、ポピー畑をここ数年、花を咲かせていただいて、いろいろなイベントを打っておるところでございます。
また、若者がアウトドア事業の中でマウンテンバイククラブをつくっていただいております。
このような成果が出ておりますけれども、さらにさらに発展させたいところが、ここ2期目の1、2、3年間というのは、まずはコロナの自粛生活が始まりましたものですから、制限をされた中での活動でございます。当然、こういったまちづくりにつきましてはお互いに顔を見合わせながら次にこれやろうあれをやろうっていう話が非常に基本的に大事なところなのですけれども、それが阻まれましたものですから、今、多少というよりも、大きくその関係性が欠けておるところでございます。
先日、再スタートを切ろうということの中で、総会が開かれました。総会では、今までの続きじゃなくて、もっと見える形の事業を二、三に絞ってやっていこうと、そういったことで、その事業を見て、その事業に興味を持っていただいて、自分たちの町は自分たちでつくると、そういう意識に賛同された方をこれからさらに集めようということで、新しい方法で飯島町営業部がスタートするところでございます。
このようにいろいろの活動を送ってきたのですけれども、今まで、私が最初に町長になったときには「新しい風を、民間から!」という旗を掲げてスタートしまして、飯島町の資源をもっともっと自分たちが利用し、暮らしに取り入れ、経済に取り入れ、活性化させていこうと、こういうことと少子化対策の人口増プロジェクト、これが今後の町の1つの大きな目標になってくるのかなというふうに思っています。
環境循環ライフ構想の各項目にしましても人口増プロジェクトにしても、これはまだまだ、二、三年で片づく問題ではなくて、長期的に引き継がれていかなければならないものだというふうに思っておりまして、これは継続性が必要だというふうに思っております。
今までやってきた中で飯島町に芽が出てきている。それは、千人塚が観光地として復活しつつある、また与田切公園のキャンプ場、あるいは傘山、続いて町民の森、この飯島町の3つの自然環境のすばらしさができるとともに、そこでお迎えするキャンプ場が整ってきたということは、大きな、今、次世代に向けての可能性を持った芽が出てきておるというふうに思っております。
千人塚にも今までどおりのキャンプ場ができましたけれども、グランピング施設やテレワーク施設がございます。
与田切公園には、今までどおりのキャンプ場、あるいは御座松にこれからは有料化した中でのキャンプ場ができるだろうというふうに思っています。
与田切川の上へ行って、アグリネーチャーいいじま、ここには宿泊施設がございまして、主に合宿向きの施設になっておりまして、今までにも学生さんが合宿で御利用いただいた。さらに、そこにはキャンプ施設も作っていこうということになっております。
天竜川を越えて日曽利地区にも、これはキャンプ場専門の会社によれば、毎年多くのお客様でにぎわっておられるということです。
それで、昨年造りました飯島町のワーケーション施設、これはトレーラーハウスを宿泊施設にしているのですけれども、中にはキッチンがありお風呂があり、家族でゆったり楽しめて農業体験ができると、こういうことですね。
こういった先ほどの3つの柱の観光拠点と6個の宿泊拠点、ここへ集まって、ここからが大事で、飯島町で提供できる体験事業――農業体験、自然体験、文化体験――そば打ちも入るのですけれども、そういったものが体験できる、そういったほかとは違った施設、この宿泊数を計算しますと約1,600名の収容人数が可能ということになっておりまして、この規模は、伊那谷、現在、リニア中央新幹線が引かれた暁には、何を求めてくるか、山岳観光あるいは農業体験観光、これをもくろんだ場合に、そういった収容人数の宿泊施設があり、しっかりとした観光施設がこれから整ってくると、そういう可能性があるかなというふうに思っておるところでございます。
今までやったこと、あるいは今までから芽が出てきたこと、今後リニア新時代に向けて期待のできることをだだだだっと申し述べさせていただきましたけれども、御理解いただければというふうに思っております。
〔下平町長降壇〕
折山議員 町長――改めて思いますが――本当に夢を語ることがお上手ですが、課題を述べることはあまりされませんよね。ちょっと両方言ってほしかったのですが、なかなかそういう部分へ踏み込まれることがあまりないお方だなあと改めて思いました。
私のほうで申し上げます。
まず人口対策について申し上げますと――ちょっと町長は大分発言がなかったので、ちょっと私もうんと割愛しなきゃならないんで細かい根拠は申し上げませんが、当初、社会保障・人口問題研究所がはじき出した2010年をベースにした2040年の人口推計、これが上伊那でただ1つ、消滅可能性都市、飯島町っていうことで町長はショックを覚えられて立候補に至った話はよくお聞きして、まさにそのとおりだと思うんですが、その後の――簡単に言うと、その推計を今日まで、あるいは簡単に言うと2020年が国調の年で――あ、2022年が国調の年か、二千何年でしたっけね、国調は。2022年10月だな。が国勢調査で、このときは飯島町の実数字が出ておるわけです、ここにきちっと住んでいる方の人数が出ているわけ。
それで、ちょっと結論だけ申し上げますと、やっぱり、先ほど来町長のほうで実績として掲げられた政策が実っているなあっていうのが、多分そこで百何十人っていうことで、創生会議の推計よりも国調の数字をベースに――国調って大体300人ちょい住民基本台帳人口よりも少ないのですね。簡単に言うと実数字は住民基本台帳人口から310人ばか――314人を引くと大体そこの、いわゆる創生会議と同じレベルの数字になるわけなのですが、創生会議の予測した人口よりも多分100~200人近く飯島町は増えているのじゃないか。簡単に言うと、人口は減っているけど減少率は収まっているのではないか。これは1つ、ここ何年かの人口増政策効果が表れているように私は思うのですが、そこら辺、ちょっと数字的に分かったらお答えいただきたいと思いますが。なければ、数字の通告はしていないので、町長の感覚的な発言で結構です。
結構な効果、100人以上、200人くらいの効果はあったのじゃないか。そこら辺はいかがですか。昨年の10月1日っていう細かいことは言いません、昨年のどこかの段階において。
町 長 実際に人を動かすっていうことは大変なことだと思います。だから、すぐにその効果が出てくるだろうとは思っていません。約10年のスパンの積み重ねが実績になるのかなというふうに思っています。
ただし、昨年の宝島社のアンケート、住みたい田舎ベストランキングの中では単身者のランキングで全国第7位、子育て世代の中ではおととし32位だったのが昨年は6位にランクインされたと、それで総合では全国で16位に昨年はランクインされたと、この部分は、移住したい場所――実際に移住はしていないのだけれども移住したいという希望のある町としてそのランキングに上がったということはうれしいことだなというふうに思っております。
折山議員 ちょっと先ほどの質問を訂正します。2020年10月1日が国勢調査です。そのときの人口は9,004人でした。結構増えているのじゃないのか。これはやっぱり即効性のある200万円、これが効果をもしかしたら出しているのかなというふうには思います。
ただ、これまで、昨日から今日までの町長のお話をお聞きしておりますと、子育て支援を含めた人口増施策、これは大きな予算を投じてお金の魅力をもって引きつける、この政策が功を奏しているなというふうに今は感じるものです。
自治体間のお金配りの競争に拍車をかける政策っていうのは、財源的にやっぱり強いところが最終的には勝つために、町長は先ほど人口増政策は継続していかなきゃならないと申されましたが、こういったやり方は、当町で永続的には、財源上、続かないのかなということは課題として申し上げておきたいなと思います。
それで振り返ってみますと、もう少し前には、あまりこういったお金の施策ではなくて――うちの職員はみんな元気に頑張っているわけですが、ちょっと移住・定住を担当しておった職員は、まあ本当によく小まめに動いて町内とのネットワークを構築し、よそから来た人たちとの連絡を散り合いながら人間関係のネットワークでもって減少に歯止めをかけてきたなあ、私の店へも何度いろんなパンフレット、チラシ、広告を持って来たか、またそれを見に移住してきた人たちが訪ねてくるっていうような人間関係のネットワークのすごさは、またそれもひとつ、お金だけではなくて、永続的に継続していかなければならない人口増施策かな、こんなふうにその職員を見ながら感じたことは申し上げておきたいと思います。
どこかでは、そうしたお金の力ではない人口増施策、先ほど町長の言われた緑の中の生活環境、そういったものの魅力、こういったようなものを前面に出しながら減少に歯止めがかかっていけばいいなということを申し上げておきたいと思います。
人口増については即効的なかなり効果があったのではないか、こういったような実績かと思います。
子育て支援。
子育て支援は、もう昨日からお聞きしていると、もう本当に他に先駆けてすばらしい政策を展開してきているなあ、しかもそれが単なるお金で支援するだけではなくて、子育て世代のお母さんが働きに出られる環境づくり、またそれをサポートする病児病後児保育、いろんなところでされている。
また、教育長におかれては、未満児の受入れについて、ルールではこうなっているのだけど相手の実情がこうだから特例的に受け入れなきゃならない、こういった姿勢でもっていわゆる原理原則を超えた対応を温かくされている実態も私はかいま見てまいりましたので、引き続きその状況で子育て支援には取り組んでいっていただけるものと期待を申し上げて、福祉政策。
これについては町長のほうで高齢者対策の話がありましたが、生活するための様々な困難を抱えておられる町民の皆さんが末永く安心してこの町で生きていけるための施策、これは、もう限りなく幅広く、ここまでやればよいという到達点も見えづらく、実績として語れるものっていうのは、幅広い分、また語りにくいものもあろうかと思います。
先ほどの町長のお答えの中で特に印象深いのはお助隊であり、地域互助がこれからの地域福祉を担う大事な根幹になっていくのだ、そこに期待を寄せているというお話がありまして、そうなんだろうなあ……。
ただ、さあこれを新田でというお言葉がありましたが、全自治会に展開していくためには、ただ傍観するだけではなくて、町長の中ではどのような思いでこれを展開させていこうと思っておられるのか、やはり立ち上げには私どもも支援をいただきましたが、若干の支援も要りますし、核になる人材も必ず育てなければ芽が出ません。そこら辺はどのようにお考えなのか、もしあればお伺いしますし、なければ次へ飛びますが、何かありますか。
町 長 お年寄りがまずは気楽に集まれる、そういった場所は自治会ごとにつくらなきゃいけないといいますか、ここで――お尋ねがありましたけれども、シェアハウスみたいなものも今後は考えていかなければならないかなと思いますけれども、お年寄りについて介護度がどうのこうのっていう看護ランクにおいてそれが利用されるかどうか、また補助する人が必要なのかどうかとなってくると大変なんですけれども、まずは健常者の高齢者がお互いにシェアハウスを持つというようなことも具体的にできたら面白いかなというふうに思っております。
これからは、そういった高齢者向けの、こういった社会施設というのが――大きな施設じゃなくて、あちらこちらに、町の便利のいいところに中古住宅を使いながら、古民家を使いながら、ということは1つの資源の有効利用かなと考えておるところでございます。
折山議員 ちょっと時間の都合で飛べないと思うのですが、次の項のほうまで今ちょっと町長はお答えをいただいて、そっちのほうはまた――今、町長のそういう展望をお持ちであるということだけで私は十分満足です。
多分、それが今後、特に買物不便地にいらっしゃる方、お独りで孤独で生きている方が残された時間を似たような仲間の人たちと一部の場所を共有しながら、しかも町なかで、空き家を活用して、こういったニーズが必ず出てくると思います。町長の頭の中にそれがあるということが確認できれば、これは必ずそのうちに1つの事業として芽出しができるのかなあ、そのように思います。
町長、大分時間が過ぎましたので、次からはちょっと端的にお願いしますね、最後まで議論したいと思いますので。
町民の間で賛否が分かれているのが――町長も御承知かと思います。町長肝煎りのトレーラーハウスを活用したワーケーションでございます。あんなもの要るのかっていう、いろんな方がいらっしゃいます。
私は、これに期待をして賛成をしてきた者として、うまく行かないと町長を切りつけた刀で自分の肩を切るという、そういう返り血を浴びますので、期待はするものなのですが、なかなか見えてまいりません。時代のニーズを先取りした政策だと思うのですが、しかもまた大きな予算を使っております。
ワーケーション、町長はよくコロナ下だったからって言うのですが、コロナ下だからこそ求められる政策だったんではないか、その意味でもタイムリーだったんではないか、なぜこれがうまく行かないのか分析できていたらお答えください。
町 長 ワーケーションというのは、そもそも農業体験をしていただこうと、これを通じて移住・定住につなげていきましょうということでした。
それで、国も未来に向けての地方創生という事業の中で、次の一歩、次の投資という感覚の中での予算でしたので、飯島町では1割負担、国では9割を見ていただけるということなので、これを、じゃあ農業体験、キッチンもあり、家族で訪れても長期滞在ができる、そういった施設を用意して農業体験を中心にした移住・定住、あるいは都市と農村の交流の窓口をつくりましょうということでした。
しかし、時も時、コロナがスタートしましたね。このときに、企業は、会社へ行かなくても自宅で勤務するとか、あるいは外で旅行しながら外で会社の仕事ができるとか、そういう生活様式というのが盛んになってきたものですから、ああ、もしかしたらこれはコロナ下にも適したものかなというふうに思ったわけでございます。
しかし、コロナが最盛期の頃は観光地にも人が訪れなかったと、こういう状況で、有名どころの観光地、昔からのお得意さんを持っている企業であってもお店をしまわなければならないという状況に置かれたことで、観光がずっと駄目だったということで、意外と外へ出ていかなくなったということが、これは宛ての外れた部分でございます。
今後、元に戻って人が動くようになってきたときには、今度はもう一度、都市と農村の交流、これが本格的に始まるのはリニア中央新幹線が開通してからだと思います。
都市と気楽に行き会える時間の距離っていうのは1時間半と聞いております。そういった部分では、長野県では長野市まで、中央線では甲府まで、そういったことになってくると。今度、飯島町は15分でリニア駅に着いて、リニア駅から45分で品川に着くということで、合わせて1時間で通える距離になるということになって、やっぱり地の利があるだろうと、今後信州の山岳観光というものが注目されたときに、こういった施設が有効になってくるかな。
あわせて、あの施設だけではなくて、先ほど申し上げました6個のキャンプ場が連携する中で大きな発信ができるだろうと。それで、来た人たちのそれぞれのライフスタイルに合わせた、普通のキャンプをやりたい、家族で泊まりたい、合宿で行きたい、そういったニーズに応えられる場所になってきたということでは、今後に大きく期待をしておるところでございます。
折山議員 ちょっとこれは、じゃあ私の反省の弁です。何か原因があるのでしょうね。コロナ下だから都心から地方へ移住した会社もありますし、自宅で業務をこなしている、ならばワーケーションって全くタイムリーで利用する会社は多いのではないか。何でそこへ入れなかったのか、私はちょっと自分なりに理由を考えたいと思いますし、ちょっと次に期待するばっかりではなくて、当面の課題を今振り返る、分析してみる、そういう視点も大事かと指摘だけはしておきます。
商圏地元滞留率、これについて申し上げたいことがあります。
我々議員は、以前に、ある先ほど町長が前の同僚議員に対してお答えになった件について報告を受け、これはいろんな支障があるから箝口令をしいてもらう、今、町に行くと、町民からは、先ほど町長が話された内容を、あれ、議員の皆さんは知らんのか、おい、それで大丈夫かね、議員の仕事ができるのかね、苦しい立場にそれぞれ全員が置かれているはずです。
前にもありましたね。我々が何も知らなくて、住民のほうが知っていて――先ほどの浜田議員の質問に関わる部分ですが――ちょっと情報の出し方、我々に対する。これは住民の代表としてここへ集まっています。それが自分の地域の有権者に答えられなのでどうするのですか。町民が知っていて、我々は何も返事ができない環境づくりで、風通しのいい町長の公約のまちづくりができるのですか。指摘だけさせていただきます。
町営業部の今。
先ほど町長に語っていただきましたので御答弁は求めませんが、最初は民間感覚の町長だからということで営業部、営業部という言葉が本当に飛び交っていましたが、今は営業部というふうに語る町民はほぼいなくなって、関わっている人も声がかかったことがない、こんなような発言をする方が多くなってまいりました。
町長の言われた3つの新たにできたところを中心にこれからは動くようなのですが、これが、大きくお金を使って町長就任直後にイベントを打って地域資源を発掘した、これを生かしてこれからは産業、町を元気にしていくんだ、8年たった今、その状況がこの3つの活動に期待を寄せて、それほど元気な町につながっていくのかどうかが不安でありますが……。
ちょっと時間も押してまいりましたので脱炭素・新エネ政策のほうへ移ってまいりますが、私は町長の政策をこの間かなり支援してまいりました。何でだっていったら、発想力が豊かで、実現できたら本当にこの町が元気になる時代を先取った政策が多い。
先ほど浜田議員と町長の一問一答をお聞きしていて私はこういうふうに思っていました。
バイオマス、大歓迎でした。もう、そのために私も地域に一生懸命声をかけて、力説して歩いておりました。何とかやりたい。お聞きしていると、これは民間企業から申し出てきたことで、町は用地を提供してやるのだと。今までのパンフレットを見ておる限りは、町長の本当に思いが籠った、町長が引っ張ってきた事業だと錯覚しておりました。今までの行為を振り返ってみたら、契約書1枚も書いてないのだから、その結末について町民に報告する必要はないと考えているという浜田議員に対する御答弁には、ショックを覚えたのは私だけだったのかどうか。改めてそのやり取りを町長がVTRで御覧になって、一町民としてあのやり取りをどう受け止めるのか。ぜひ、夢ばかりではなく、今の課題として振り返っていただければというふうに思います。
引き続き、宮澤フルートさんの件に関してはじくじたる思いがあります。2年前の12月でしたか、町長と話をしましたね。音楽村構想があるのだからお互いにいい関係で別れられるように傷つけ合うような議論はお互いに控えましょう。私も町長に言いたいことを8割のみ込みました。町長も宮澤フルートさんに対する思いをほぼのみ込んで、お互いに一つの結末を迎えたというふうに、だから音楽村構想はこれからも続くのだというふうに信じておりましたが、本日の浜田議員に対する御答弁をお聞きしながら、音楽村構想もあそこまで踏み込んで発言されるのなら暗礁に乗り上げるのではないのかなという危惧を持つものであります。
時間が迫ってまいりましたので今の所見をお聞きしたいところなのですが、もう一つだけ、企業誘致について。
町長、職員は町長からこの企業を誘致してこいって言われれば、寝なんでも飛び歩いて、企業側の立場に立って地元へ行って理解を求め、また地元の人たちには企業のよさをアピールしながら、職員っていうのはそうやって働くのです。どちらの側にも立たず、どちらにも理解を求めて、一生懸命やるのです。先ほど、どこの会社が入ってきたって町長はさあっと流しましたが、その裏で職員は血のにじむ思いで我慢をしながら頑張るのです。
それをトップが地元と企業との課題はお互いに話をするべきだ、町がその間に立つべきではない、トップがそういう姿勢でおるのを、これをこれから誘致しようという企業のトップが聞いたら、来ますか。不安ですよ、そういうトップの姿勢は。
本当は、今日はこんな話をするつもりはなかったのですが、先ほどの一問一答をお聞きして町民がどういう気持ちになったのかを考えるだけで苦しくなると思います、その分、私はそこへ期待をしてきたものですから、余計に苦しい思いがします。
あのときに我慢できたことが、なぜ今日は我慢できなかったのか、町長の心の中に問いたいと思います。
残り時間4分です。
残任期の展望、当面する課題にどうこれから対応していくのか町長に伺いたいと思いましたが、時間がありません。ただ……(町長「ちょっと話をさせてもらわないと、このままではね、批判ばっかりされたのでは」と呼ぶ)町長、先ほどから申しておるとおり、町長に批判のやいばを向けた場合には、支援してきた私にも同じくやいばを向けているのです。あなたにだけ向けておるわけではありません。自分にも同様の反省と傷を受けております。
また別の折に別の場所で、折山がこう言ったけど私はこう思うのだっていうことを十分にお答えください。ちょっと今までの答弁が、私が十分時間を使っていただいていいと申し上げたので長かったので、お許しをいただきたいと思います。
ちょっと私がこの項のまとめに入りたいと思います。
昨日の吉川議員の質問に対して、町長1期目の公約は町の土壌を改良し施策の種をまくことでおおむね達成できた、こう評価をしております。
2期目は出た芽に支柱を立てて育てるときであったが、コロナという未曽有の事態でかなわなかった、そういうものもあった、こんなふうに答弁をされていました。
コロナ禍だったからこそ次から次へと国の大型補正予算が組まれて、だからまいた種で出てきた芽に立てられた支柱は大変多かったのじゃなかったでしょうか。
町長提案の大型補正予算に多くの議員が賛成してまいりました。ほとんど全員が賛成し、中には多くの議員、こういったような予算の通し方をして町長を支えてきた議員であります。その議員の日常会話の中では、コロナだったからこれだけの補正予算が取れてきたんだろう、こういう会話がなされていることは御承知おきいただきたいと思います。
コロナで社会活動が停滞して支柱が立てられなかった、そういった総括は少しずるいのではないかと思います。
時間があれば伺いますが、飛ばします。
町長は2期目を中心に今日は実績をお答えになりました。
古い話を持ち出します。
町長は、2015年、当選直後、11月17日の地元紙のインタビューに答えて次のように紙面で語っておられます。
定住促進のため交流人口を増やすことが急務だ。これはそのとおりだと思います。人口1万5,000人の公約は私の意気込みだ。高い目標を設定し、必要な知識や行動を考えることが民間経営感覚だ。さらに、今ある休耕農地を有効活用し、世界に誇れるアルプスの景観を生かした大規模なお花畑をつくりたい。農家や住民の皆さんがその気になればすぐにできると自信をのぞかせる。記事にはそう書いてあります。
この2つのフレーズ、1万5,000人と大規模なお花畑、町長の公約の中でもこの2つのフレーズは町民の間に印象深く受け止められました。夢に見たものだと思います。
お花畑の今については先ほど伺いましたので、そこだけで終われば、大規模で、みんなでやったお花畑、町民の総力を挙げたというふうにはならないと思います。
何十秒しかありません。町長、ぜひ振り返る課題については率直に反省をしてみる、そんな姿勢も大事だかと思いますので、そんな姿勢を求めまして、今回の一般質問を終わります。
以上です。
戦果が拡大し、世界の分断が進む昨今、一日も早い平和が訪れますように。
2024/1/7 おりやま誠
2023/6月定例会一般質問
この3月に議長を退任し、2年ぶりの一般質問となりました。
この秋に町長選を控えていることから、少し生々しいやり取りとなりました。
時間の都合で指摘に終わった課題については、次回9月に答弁を求めます。
2023/6月
議事録早出し原稿(未校正原稿)
3番
折山議員 通告順に質問をしてまいります。
質問事項1「町長2期8年の総括」について伺います。
今回の質問は、通告時に吉川議員からあらかじめ秋の町長選について町長に3期目の出馬の有無を俺のほうで問うよと事前に私のほうへ通告がございましたので、私のほうは総括的な内容に変えて質問することにして通告をさせていただいたところかと思います。
ちょっと質問の項目を町長に理解していただきながらこの項の質問要旨に入ってまいりたいと思いますので、少し回り道をしますがお聞きをいただきたいと思います。
この秋を控え、そろそろ下平町政おおむね2期8年の総括をしてよい時期かなあというふうに私は思います。
特に6日の新聞各紙では、新人が町長選へ出馬する意向と現職の下平町長におかれましては明確な態度を明らかにしていないと、こういった報道がなされたところであります。したがいまして、目下、町民の最大の政治的な関心事は町長の去就にあると言っても過言ではない、そんなように思うものであります。
それで、町長という職に何代もの町長のそばで私は接してまいりましたが、この職は大変な激務であり、24時間の勤務、そのために自分のいわゆる私生活っていうものの自己犠牲の上に初めて成り立つ大変な仕事だなというふうに常々感じております。ですから、自分の町をよくしたい、一人でも多くの町民の幸せになってほしい、そのような強い思いのある人でなければ務まらない職であると、そのようにも私は思います。
その意味で、下平町長、2期8年という、長いのか短いのか、それぞれの受け止め方は違いますが、掲げた目標に向けて町長職を務めてこられたという御尽力に対しましては改めて敬意を表し、また御努力に感謝を申し上げなければならないというふうに私は思います。議員はこういう場で町長に対しお願いし謝意を述べてはならない、これが原則になっておりますが、あえて申し上げておきます。
また、このたび同じ思いで自分の目指す町のありようを掲げて出馬の意向をマスコミを通じて報じられた新人の方にも同様、いばらの道を選択されて、そういった心意気と、自分ならもっといい町にできる、そういった強い信念と自信を持たれたことに対しましても同様に敬意を表したいというふうに思うものであります。
議会議員選挙もそうですが、特にこれからの4年間の町の未来を託す町長選挙が町民にとって選ぶ自由のない無投票では不幸です。また、立候補者にとっても、直接町民の信認を数字として受け取れないという形では、町の先頭で引っ張っていく力も半減してしまいます。共に不幸です。
そこで、下平町長におかれましては、これから始めるこの項の一般質問、私との一問一答を通じまして早急に3度目の立候補の意思を表明され、目指す政策議論を徹底的に交わしていただけるであろう、そう願いながらお手元の質問要旨1―1に入ってまいります。
まずできたこと――これは実績です。積み残していること――課題、人口対策、子育て支援、福祉政策、産業振興、町営業部の今、脱炭素・新エネ政策などなど、特に町長として公約を振り返る施策、これを伺ってまいります。
私の申した項目でなくても結構です。大切な時期でありますので、この項に私は重点を置きますので、時間を十分に使っていただいて結構です。まず任期中に力を注いで来られ、町民に誇れる成果を実績として、あるいは頑張ったけれどコロナなどの理由で語るべき成果が見られないものについては課題として、町長の印象深く心の中にあることをお話しいただければ、それでいいかと思います。
お答えください。
〔下平町長登壇〕
町 長 お答えいたします。
折山議員には、町長2期8年、また今2期目の最後の年を迎えているこの時点で今までを振り返る時間を与えていただき、皆様方にまた御説明する時間を与えていただきまして、大変ありがとうございました。
初日にもお答えしましたけれども、今日は特に2期目ですね、2期目について掲げた施策、これが今どのようになっているのかというところを中心に、4年前の昔のことではなくて、最近の施政方針等を語った中での思いを語っていきたいと思っております。
まず第一に町のコンセプトとして定めましたのは、「森林や田園風景の静寂さの中にも快適な生活基盤のある町へ」というのを目標に掲げております。
目標の中には、それを達成するために、環境循環ライフ構想、まず。これにつきましては、木質バイオマス発電事業実施に向けまして、昨年度、事業の可能性の調査を実施したところでございまして、それを実現する候補地、あるいは選定したサプライチェーン、協力企業などの確立などが課題と今なって浮き彫りになったところでございます。
飯島町地域温暖化対策実行計画において水力発電の可能性についても本年度繰越しで調査を行っているところでございます。水力発電につきましては、ただいま越百のしずく発電所が県企業局の肝煎りで与田切川上流に建設されていますけれども、そこで発電された水をただいまある最初の与田切発電所で使う、その手前で飯島町に分けていただいて、それを発電に利用しようと、こういう概略の中で県との調整を今はしておるところでございます。
あわせて、商圏の地元滞留率、それが今までずっと4%であったということで、これを向上しなきゃいけないという部分がございます。新型コロナウイルスの中で復興券事業を第5弾まで行いまして、地元商店街での購買力向上に努めさせていただいて、多くの方に御満足いただいておるところでございますけれども、恒常的に飯島町で生活必需品が購入できる商業施設をやっぱり迎えたいというふうに思っております。この件につきましては、具体化できそうなところまで来ておりまして、予定では7月に調印席ができるのかなあという感覚でおります。
このほか、地域の経済発展のために企業誘致をしてまいりましたけれども、クギンさん、西武陸送さん、日本薬業さん、そしてひかり味噌の増築、南信精機製作所の増築等が実現されておりまして、地域の雇用の創出並びに確保に向けて企業が頑張っていただいておるという環境ができております。
2つ目は少子化対策でございます。
子育て世代を応援する意識啓発や職場環境づくりということで、今、国が異次元の少子化対策をスタートしたところでございますけれども、飯島町は4年前から少子化対策に力を入れておりまして、保育園の給食費の完全無料化、子育て世代のゼロ歳~3歳の御家庭の上下水道関連の応援補助金を子ども1人当たり5,000円補助させていただいております。
待機児童をつくらないようにということで、ただいまは女性もなるべく働きに出たい、そういった環境を後押しするために未満児保育の受入れ態勢を強化する、これを人口増につなげていくわけなんですけれども、そのために本年度は保育士の処遇改善をさせていただきました。
また、女性が働く場所を確保することに着眼点を置きまして、女性の職業の選択肢の1つに農業をということで、レディースファームの具現化に向けて今動いておるところでございます。子育てしている女性が都合のいい時間に農家で働ける、それで農業体験の中から次世代の農業経営者になってくれればと、こういう思いもあった中で、子育て中のお母さんの働き場所を確保しようということを進めておるところでございます。
これが少子化対策、まだまだ細かいのがありますけれども、紹介はこれぐらいにさせていただきます。
3つ目としまして高齢化対策でございます。
活躍するシニア、健康で経験や技術が地域に生かせる人生100年時代を迎えていただきたいということで生活習慣病予防活動に力を入れておりまして、近隣市町村よりも要介護・要支援者認定率が低く抑えられております。保険料が少なかったり要支援者の認定の率、人が少ない――健康だということですね。そういうことがあります。
また、昨今の医療状勢で病院完結型――病院で全て完結、完治して社会に復帰できるという病院完結型医療社会から、今、地域完結型医療社会へ移行しておるところでございます。病院にまだまだ昔だったら入って折れたんですけれども在宅へという形の中で、それを受けて、それは地域でやっぱり助け合わなきゃいけないねと、こういう環境でございまして、コミュニティーづくりの一環として飯島版お助隊の取組を今推奨しておるところでございまして、新田地区におきましてはその先進的な活動をなされております。この活動が各地域に、みんなで助け合う、そういったお助隊、いろいろの形の中で、あるいは公開所にいつ来ても人と話ができると、そんなような環境ができたらいいなという目的のために飯島版お助隊というのをつくらせていただきました。
4つ目は地方創生の関係なんですけれども、「リニア新時代、後継者が夢を抱いて故郷に戻れる経済基盤のある地域へ」というものを掲げております。
これにつきましてはマイホーム取得補助金等の創設を行いました。移住対策に実績を積み上げているところでございます。ただいまこの補助金の利用者は昨年と今年とを含めて110件ほどの応募がございまして、新築住宅の取得、あるいは中古住宅の取得、あるいはリフォームということで、この地域にとどまっていただくことを支援させていただいております。
飯島流ワーケーション事業を開始いたしまして、iiネイチャー春日平をオープンさせました。これは、将来、リニア新時代を迎える中で都市と農村の交流がますます盛んになるだろうということで、これを起点に交流人口を増やしてまいりたいというふうに思っています。農業体験や自然体験、文化体験、200以上のプログラムをつくる中で、それを体験しながらこの地域にお呼びしたいということ、そして、ここへ来ていただくと企業誘致にもつながるだろうし移住・定住にもつながるだろうと、こういう目標を持っておるところでございます。
5番目として行政改革です。
行政サービスが的確に機能する組織と想像力や実行力がある職員を育てたいというふうな思いで、縦割り行政の課題であります横断的な実力を発揮できるように2つのプロジェクトをつくらせていただいております。先ほど申しました環境循環ライフ構想は、いろいろの課が集まって、ここで意見を交わしておるわけでございます。また、人口増プロジェクトにつきましても各課担当者がそこで口角泡を飛ばして議論をしておるところでございます。そういった中で横のつながりをしっかりと持っていこうという行政を行っております。
また、飯島町営業部、これは今年で8年目になります。自分たちの町は自分たちでつくろうと、こういうことがコンセプトでございます。ぜひまちづくりに住民が参画していただいて田舎の底力を発揮していただこうということで飯島町営業部を発足させました。
当初の4年間は順調に進みまして、いろいろな事業を重ねていただきました。その中で新しいグループも誕生しました。
その1つがいいじま森の会、飯島町町民の森の改修や、あるいは傘山の登山ルート、ハイキングルート、こういったものを自主的につくっていただいております。
また、あぐりの丘花クラブ、これはアルプスのお花畑という当初の私の政策を酌んでいただいて、チューリップではないですけれども、ポピー畑をここ数年、花を咲かせていただいて、いろいろなイベントを打っておるところでございます。
また、若者がアウトドア事業の中でマウンテンバイククラブをつくっていただいております。
このような成果が出ておりますけれども、さらにさらに発展させたいところが、ここ2期目の1、2、3年間というのは、まずはコロナの自粛生活が始まりましたもんですから、制限をされた中での活動でございます。当然、こういったまちづくりにつきましてはお互いに顔を見合わせながら次にこれをやろうあれをやろうっていう話が非常に基本的に大事なところなんですけれども、それが阻まれましたもんですから、今、多少というよりも、大きくその関係性が欠けておるところでございます。
先日、再スタートを切ろうということの中で、総会が開かれました。総会では、今までの続きをやるんじゃなくて、もっと見える形の事業を二、三に絞ってやっていこうと、そういったことで、その事業を見て、その事業に興味を持っていただいて、自分たちの町は自分たちでつくると、そういう意識に賛同された方をこれからさらに集めようということで、新しい方法で飯島町営業部がスタートするところでございます。
このようにいろいろの活動を送ってきたんですけれども、今まで、私が最初に町長になったときには「新しい風を、民間から!」という旗を掲げてスタートしまして、飯島町の資源をもっともっと自分たちが利用し、暮らしに取り入れ、経済に取り入れ、活性化させていこうと、こういうことと少子化対策の人口増プロジェクト、これが今後の町の1つの大きな目標になってくるのかなというふうに思っています。
環境循環ライフ構想の各項目にしましても人口増プロジェクトにしても、これはまだまだ、二、三年で片づく問題ではなくて、長期的に引き継がれていかなければならないものだというふうに思っておりまして、これは継続性が必要だというふうに思っております。
今までやってきた中で飯島町に芽が出てきている。それは、千人塚が観光地として復活しつつある、また与田切公園のキャンプ場、あるいは傘山、続いて町民の森、この飯島町の3つの自然環境のすばらしさができるとともに、そこでお迎えするキャンプ場が整ってきたということは、大きな、今、次世代に向けての可能性を持った芽が出てきておるというふうに思っております。
千人塚にも今までどおりのキャンプ場ができましたけれども、グランピング施設やテレワーク施設がございます。
与田切公園には、今までどおりのキャンプ場、あるいは御座松にこれからは有料化した中でのキャンプ場ができるだろうというふうに思っています。
与田切川の上へ行って、アグリネーチャーいいじま、ここには宿泊施設がございまして、主に合宿向きの施設になっておりまして、今までにも学生さんが合宿で御利用いただいた。さらに、そこにはキャンプ施設も作っていこうということになっております。
天竜川を越えて日曽利地区にも、これはキャンプ場専門の会社がお出ましいただきまして、毎年多くのお客様でにぎわっておられるということです。
それで、昨年造りました飯島町のワーケーション施設、これはトレーラーハウスを宿泊施設にしているんですけれども、中にはキッチンがありお風呂があり、家族でゆったり楽しめて農業体験ができると、こういうことですね。
こういった先ほどの3つの柱の観光拠点と6個の宿泊拠点、ここへ集まって、ここからが大事で、飯島町で提供できる体験事業――農業体験、自然体験、文化体験――そば打ちも入るんですけれども、そういったものが体験できる、そういったほかとは違った施設、この宿泊数を計算しますと約1,600名の収容人数が可能ということになっておりまして、この規模は、伊那谷、現在、リニア中央新幹線が引かれた暁には、何を求めてくるか、山岳観光あるいは農業体験観光、これをもくろんだ場合に、そういった収容人数の宿泊施設があり、しっかりとした観光施設がこれから整ってくると、そういう可能性があるかなというふうに思っておるところでございます。
今までやったこと、あるいは今までから芽が出てきたこと、今後リニア新時代に向けて期待のできることをだだだだっと申し述べさせていただきましたけれども、御理解いただければというふうに思っております。
〔下平町長降壇〕
折山議員 町長――改めて思いますが――本当に夢を語ることがお上手ですが、課題を述べることはあまりされませんよね。ちょっと両方言ってほしかったんですが、なかなかそういう部分へ踏み込まれることがあまりないお方だなあと改めて思いました。
私のほうで申し上げます。
まず人口対策について申し上げますと――ちょっと町長は大分発言がなかったんで、ちょっと私もうんと割愛しなきゃならないんで細かい根拠は申し上げませんが、当初、社会保障・人口問題研究所がはじき出した2010年をベースにした2040年の人口推計、これが上伊那でただ1つ、消滅可能性都市、飯島町っていうことで町長はショックを覚えられて立候補に至った話はよくお聞きして、まさにそのとおりだと思うんですが、その後の――簡単に言うと、その推計を今日まで、あるいは簡単に言うと2020年が国調の年で――あ、2022年が国調の年か、二千何年でしたっけね、国調は。2022年10月だな。が国勢調査で、このときは飯島町の実数字が出ておるわけです、ここにきちっと住んでいる方の人数が出ているわけ。
それで、ちょっと結論だけ申し上げますと、やっぱり、先ほど来町長のほうで実績として掲げられた政策が実っているなあっていうのが、多分そこで百何十人っていうことで、創生会議の推計よりも国調の数字をベースに――国調って大体300人ちょい住民基本台帳人口よりも少ないんですね。簡単に言うと実数字は住民基本台帳人口から310人ばか――314人を引くと大体そこの、いわゆる創生会議と同じレベルの数字になるわけなんですが、創生会議の予測した人口よりも多分100~200人近く飯島町は増えているんじゃないか。簡単に言うと、人口は減っているけど減少率は収まっているんではないか。これは1つ、ここ何年かの人口増政策効果が表れているように私は思うんですが、そこら辺、ちょっと数字的に分かったらお答えいただきたいと思いますが。なければ、数字の通告はしていないんで、町長の感覚的な発言で結構です。
結構な効果、100人以上、200人くらいの効果はあったんじゃないか。そこら辺はいかがですか。昨年の10月1日っていう細かいことは言いません、昨年のどこかの段階において。
町 長 実際に人を動かすっていうことは大変なことだと思います。だから、すぐにその効果が出てくるだろうとは思っていません。約10年ぐらいのスパンの積み重ねが実績になるのかなというふうに思っています。
ただし、昨年の宝島社のアンケート、住みたい田舎ベストランキングの中では単身者のランキングで全国第7位、子育て世代の中ではおととし32位だったのが昨年は6位にランクインされたと、それで総合では全国で16位に昨年はランクインされたと、この部分は、移住したい場所――実際に移住はしていないんだけれども移住したいという希望のある町としてそのランキングに上がったということはうれしいことだなというふうに思っております。
折山議員 ちょっと先ほどの質問を訂正します。2020年10月1日が国勢調査です。そのときの人口は9,004人でした。結構増えているんじゃないのか。これはやっぱり即効性のある200万円、これが効果をもしかしたら出しているのかなというふうには思います。
ただ、これまで、昨日から今日までの町長のお話をお聞きしておりますと、子育て支援を含めた人口増施策、これは大きな予算を投じてお金の魅力をもって引きつける、この政策が功を奏しているなというふうに今は感じるものです。
自治体間のお金配りの競争に拍車をかける政策っていうのは、財源的にやっぱり強いところが最終的には勝つために、町長は先ほど人口増政策は継続していかなきゃならないと申されましたが、こういったやり方は、当町で永続的には、財源上、続かないのかなということは課題として申し上げておきたいなと思います。
それで振り返ってみますと、もう少し前には、あまりこういったお金の施策ではなくて――うちの職員はみんな元気に頑張っているわけですが、ちょっと移住・定住を担当しておった職員は、まあ本当によく小まめに動いて町内とのネットワークを構築し、よそから来た人たちとの連絡を散り合いながら人間関係のネットワークでもって減少に歯止めをかけてきたなあ、私の店へも何度いろんなパンフレット、チラシ、広告を持って来たか、またそれを見に移住してきた人たちが訪ねてくるっていうような人間関係のネットワークのすごさは、またそれもひとつ、お金だけではなくて、永続的に継続していかなければならない人口増施策かな、こんなふうにその職員を見ながら感じたことは申し上げておきたいと思います。
どこかでは、そうしたお金の力ではない人口増施策、先ほど町長の言われた緑の中の生活環境、そういったものの魅力、こういったようなものを前面に出しながら減少に歯止めがかかっていけばいいなということを申し上げておきたいと思います。
人口増については即効的なかなり効果があったんではないか、こういったような実績かと思います。
子育て支援。
子育て支援は、もう昨日からお聞きしていると、もう本当に微に入り細をうがち、他に先駆けてすばらしい政策を展開してきているなあ、しかもそれが単なるお金で支援するだけではなくて、子育て世代のお母さんが働きに出られる環境づくり、またそれをサポートする病児病後児保育、いろんなところでされている。
また、教育長におかれては、未満児の受入れについて、ルールではこうなっているんだけど相手の実情がこうだから特例的に受け入れなきゃならない、こういった姿勢でもっていわゆる原理原則を超えた対応を温かくされている実態も私はかいま見てまいりましたので、引き続きその状況で子育て支援には取り組んでいっていただけるものと期待を申し上げて、福祉政策。
これについては町長のほうで高齢者対策の話がありましたが、生活するための様々な困難を抱えておられる町民の皆さんが末永く安心してこの町で生きていけるための施策、これは、もう限りなく幅広く、ここまでやればよいという到達点も見えづらく、実績として語れるものっていうのは、幅広い分、また語りにくいものもあろうかと思います。
先ほどの町長のお答えの中で特に印象深いのはお助隊であり、地域互助がこれからの地域福祉を担う大事な根幹になっていくんだ、そこに期待を寄せているというお話がありまして、そうなんだろうなあ……。
ただ、さあこれを新田でというお言葉がありましたが、全自治会に展開していくためには、ただ傍観するだけではなくて、町長の中ではどのような思いでこれを展開させていこうと思っておられるのか、やはり立ち上げには私どもも支援をいただきましたが、若干の支援も要りますし、核になる人材も必ず育てなければ芽が出ません。そこら辺はどのようにお考えなのか、もしあればお伺いしますし、なければ次へ飛びますが、何かありますか。
町 長 お年寄りがまずは気楽に集まれる、そういった場所は各自治会ごとにつくらなきゃいけないといいますか、ここで――お尋ねがありましたけれども、シェアハウスみたいなものも今後は考えていかなければならないかなと思いますけれども、お年寄りについて介護度がどうのこうのっていう看護ランクにおいてそれが利用されるかどうか、また補助する人が必要なのかどうかとなってくると大変なんですけれども、まずは健常者の高齢者がお互いにシェアハウスを持つというようなことも具体的にできたら面白いかなというふうに思っております。
これからは、そういった高齢者向けの、こういった社会施設というのが――大きな施設じゃなくて、あちらこちらに、町の便利のいいところに中古住宅を使いながら、古民家を使いながら、ということは1つの資源の有効利用かなと考えておるところでございます。
折山議員 ちょっと時間の都合で飛べないと思うんですが、次の項のほうまで今ちょっと町長はお答えをいただいて、そっちのほうはまた――今、町長のそういう展望をお持ちであるということだけで私は十分満足です。
多分、それが今後、特に買物不便地にいらっしゃる方、お独りで孤独で生きている方が残された時間を似たような仲間の人たちと一部の場所を共有しながら、しかも町なかで、空き家を活用して、こういったニーズが必ず出てくると思います。町長の頭の中にそれがあるということが確認できれば、これは必ずそのうちに1つの事業として芽出しができるのかなあ、そのように思います。
町長、大分時間が過ぎましたので、次からはちょっと端的にお願いしますね、最後まで議論したいと思いますので。
町民の間で賛否が分かれているのが――町長も御承知かと思います。町長肝煎りのトレーラーハウスを活用したワーケーションでございます。あんなもの要るのかっていう、いろんな方がいらっしゃいます。
私は、これに期待をして賛成をしてきた者として、うまく行かないと町長を切りつけた刀で自分の肩を切るという、そういう返り血を浴びますので、期待はするものなんですが、なかなか見えてまいりません。時代のニーズを先取りした政策だと思うんですが、しかもまた大きな予算を使っております。
ワーケーション、町長はよくコロナ下だったからって言うんですが、コロナ下だからこそ求められる政策だったんではないか、その意味でもタイムリーだったんではないか、なぜこれがうまく行かないのか分析できていたらお答えください。
町 長 ワーケーションというのは、そもそも農業体験をしていただこうと、これを通じて移住・定住につなげていきましょうということでした。
それで、国も未来に向けての地方創生という事業の中で、次の一歩、次の投資という感覚の中での予算でございましたんで、飯島町では1割負担、国では9割を見ていただけるということなんで、これを、じゃあ農業体験、キッチンもあり、家族で訪れても長期滞在ができる、そういった施設を用意して農業体験を中心にした移住・定住、あるいは都市と農村の交流の窓口をつくりましょうということでした。
しかし、時も時、コロナがスタートしましたね。このときに、企業は、会社へ行かなくても自宅で勤務するとか、あるいは外で旅行しながら外で会社の仕事ができるとか、そういう生活様式というのが盛んになってきたもんですから、ああ、もしかしたらこれはコロナ下にも適したものかなというふうに思ったわけでございます。
しかし、コロナが最盛期の頃は観光地にも人が訪れなかったと、こういう状況で、有名どころの観光地、昔からのお得意さんを持っている企業であってもお店をしまわなければならないという状況に置かれたことで、観光がずっと駄目だったということで、意外と外へ出ていかなくなったということが、これは宛ての外れた部分でございます。
今後、元に戻って人が動くようになってきたときには、今度はもう一度、都市と農村の交流、これが本格的に始まるのはリニア中央新幹線が開通してからだと思います。
都市と気楽に行き会える時間の距離っていうのは1時間半と聞いております。そういった部分では、長野県では長野市まで、中央線では甲府まで、そういったことになってくると。今度、飯島町は15分でリニア駅に着いて、リニア駅から45分で品川に着くということで、合わせて1時間で通える距離になるということになって、やっぱり地の利があるだろうと、今後信州の山岳観光というものが注目されたときに、こういった施設が有効になってくるかな。
あわせて、あの施設だけではなくて、先ほど申し上げました6個のキャンプ場が連携する中で大きな発信ができるだろうと。それで、来た人たちのそれぞれのライフスタイルに合わせた、普通のキャンプをやりたい、家族で泊まりたい、合宿で行きたい、そういったニーズに応えられる場所になってきたということでは、今後に大きく期待をしておるところでございます。
折山議員 ちょっとこれは、じゃあ私の反省の弁です。何か原因があるんでしょうね。コロナ下だから都心から地方へ移住した会社もありますし、自宅で業務をこなしている、ならばワーケーションって全くタイムリーで利用する会社は多いんじゃないか。何でそこへ入れなかったのか、私はちょっと自分なりに理由を考えたいと思いますし、ちょっと次に期待するばっかりではなくて、当面の課題を今振り返る、分析してみる、そういう視点も大事かと指摘だけはしておきます。
商圏地元滞留率、これについて申し上げたいことがあります。
我々議員は、以前に、ある先ほど町長が前の同僚議員に対してお答えになった件について報告を受け、これはいろんな支障があるから箝口令をしいてもらう、今、町に行くと、町民からは、先ほど町長が話された内容を、あれ、議員の皆さんは知らんのか、おい、それで大丈夫かね、議員の仕事ができるのかね、苦しい立場にそれぞれ全員が置かれているはずです。
前にもありましたね。我々が何も知らなくて、住民のほうが知っていて――先ほどの浜田議員の質問に関わる部分ですが――ちょっと情報の出し方、我々に対する。これは住民の代表としてここへ集まっています。それが自分の地域の有権者に答えられなんでどうするんですか。町民が知っていて、我々は何も返事ができない環境づくりで、風通しのいい町長の公約のまちづくりができるんですか。指摘だけさせていただきます。
町営業部の今。
先ほど町長に語っていただきましたので御答弁は求めませんが、最初は民間感覚の町長だからということで営業部、営業部という言葉が本当に飛び交っていましたが、今は営業部というふうに語る町民はほぼいなくなって、関わっている人も声がかかったことがない、こんなような発言をする方が多くなってまいりました。
町長の言われた3つの新たにできたところを中心にこれからは動くようなんですが、これが、大きくお金を使って町長就任直後にイベントを打って地域資源を発掘した、これを生かしてこれからは産業、町を元気にしていくんだ、8年たった今、その状況がこの3つの活動に期待を寄せて、それほど元気な町につながっていくのかどうかが不安でありますが……。
ちょっと時間も押してまいりましたので脱炭素・新エネ政策のほうへ移ってまいりますが、私は町長の政策をこの間かなり支援してまいりました。何でだっていったら、発想力が豊かで、実現できたら本当にこの町が元気になる時代を先取った政策が多い。
先ほど浜田議員と町長の一問一答をお聞きしていて私はこういうふうに思っていました。
バイオマス、大歓迎でした。もう、そのために私も地域に一生懸命声をかけて、力説して歩いておりました。何とかやりたい。お聞きしていると、これは民間企業から申し出てきたことで、町は用地を提供してやるんだと。今までのパンフレットを見ておる限りは、町長の本当に思いが籠った、町長が引っ張ってきた事業だと錯覚しておりました。今までの行為を振り返ってみたら、契約書1枚も書いてないんだから、その結末について町民に報告する必要はないと考えているという浜田議員に対する御答弁には、ショックを覚えたのは私だけだったのかどうか。改めてそのやり取りを町長がVTRで御覧になって、一町民としてあのやり取りをどう受け止めるのか。ぜひ、夢ばかりではなく、今の課題として振り返っていただければというふうに思います。
引き続き、宮澤フルートさんの件に関してはじくじたる思いがあります。2年前の12月でしたか、町長と話をしましたね。音楽村構想があるんだからお互いにいい関係で別れられるように傷つけ合うような議論はお互いに控えましょう。私も町長に言いたいことを8割のみ込みました。町長も宮澤フルートさんに対する思いをほぼのみ込んで、お互いに一つの結末を迎えたというふうに、だから音楽村構想はこれからも続くんだというふうに信じておりましたが、本日の浜田議員に対する御答弁をお聞きしながら、音楽村構想もあそこまで踏み込んで発言されるんなら暗礁に乗り上げるんではないのかなという危惧を持つものであります。
時間が迫ってまいりましたので今の所見をお聞きしたいところなんですが、もう一つだけ、企業誘致について。
町長、職員は町長からこの企業を誘致してこいって言われれば、寝なんでも飛び歩いて、企業側の立場に立って地元へ行って理解を求め、また地元の人たちには企業のよさをアピールしながら、職員っていうのはそうやって働くんです。どちらの側にも立たず、どちらにも理解を求めて、一生懸命やるんです。先ほど、どこの会社が入ってきたって町長はさあっと流しましたが、その裏で職員は血のにじむ思いで我慢をしながら頑張るんです。
それをトップが地元と企業との課題はお互いに話をするべきだ、町がその間に立つべきではない、トップがそういう姿勢でおるのを、これをこれから誘致しようという企業のトップが聞いたら、来ますか。不安ですよ、そういうトップの姿勢は。
本当は、今日はこんな話をするつもりはなかったんですが、先ほどの一問一答をお聞きして町民がどういう気持ちになったのかを考えるだけで苦しくなると思います、その分、私はそこへ期待をしてきたもんですから、余計に苦しい思いがします。
あのときに我慢できたことが、なぜ今日は我慢できなかったのか、町長の心の中に問いたいと思います。
残り時間4分です。
残任期の展望、当面する課題にどうこれから対応していくのか町長に伺いたいと思いましたが、時間がありません。ただ……(町長「ちょっと話をさせてもらわないと、このままではね、批判ばっかりされたんでは」と呼ぶ)町長、先ほどから申しておるとおり、町長に批判のやいばを向けた場合には、支援してきた私にも同じくやいばを向けているんです。あなたにだけ向けておるわけではありません。自分にも同様の反省と傷を受けております。
また別の折に別の場所で、折山がこう言ったけど私はこう思うんだっていうことを十分にお答えください。ちょっと今までの答弁が、私が十分時間を使っていただいていいと申し上げたので長かったので、お許しをいただきたいと思います。
ちょっと私がこの項のまとめに入りたいと思います。
昨日の吉川議員の質問に対して、町長1期目の公約は町の土壌を改良し施策の種をまくことでおおむね達成できた、こう評価をしております。
2期目は出た芽に支柱を立てて育てるときであったが、コロナという未曽有の事態でかなわなかった、そういうものもあった、こんなふうに答弁をされていました。
コロナ禍だったからこそ次から次へと国の大型補正予算が組まれて、だからまいた種で出てきた芽に立てられた支柱は大変多かったんじゃなかったでしょうか。
町長提案の大型補正予算に多くの議員が賛成してまいりました。ほとんど全員が賛成し、中には多くの議員、こういったような予算の通し方をして町長を支えてきた議員であります。その議員の日常会話の中では、コロナだったからこれだけの補正予算が取れてきたんだろう、こういう会話がなされていることは御承知おきいただきたいと思います。
コロナで社会活動が停滞して支柱が立てられなかった、そういった総括は少しずるいのではないかと思います。
時間があれば伺いますが、飛ばします。
町長は2期目を中心に今日は実績をお答えになりました。
古い話を持ち出します。
町長は、2015年、当選直後、11月17日の地元紙のインタビューに答えて次のように紙面で語っておられます。
定住促進のため交流人口を増やすことが急務だ。これはそのとおりだと思います。人口1万5,000人の公約は私の意気込みだ。高い目標を設定し、必要な知識や行動を考えることが民間経営感覚だ。さらに、今ある休耕農地を有効活用し、世界に誇れるアルプスの景観を生かした大規模なお花畑をつくりたい。農家や住民の皆さんがその気になればすぐにできると自信をのぞかせる。記事にはそう書いてあります。
この2つのフレーズ、1万5,000人と大規模なお花畑、町長の公約の中でもこの2つのフレーズは町民の間に印象深く受け止められました。夢に見たものだと思います。
お花畑の今については先ほど伺いましたので、そこだけで終われば、大規模で、みんなでやったお花畑、町民の総力を挙げたというふうにはならないと思います。
何十秒しかありません。町長、ぜひ振り返る課題については率直に反省をしてみる、そんな姿勢も大事だかと思いますので、そんな姿勢を求めまして、今回の一般質問を終わります。
新春のごあいさつ
明けましておめでとうございます。
新年のご挨拶を申し上げます。
誰にでも平等に訪れる初春は、誰もが気持ちを新たに出発できる、思いようによって大切な節目となります。
町民の皆様におかれましては、昨年の実りを本年飛躍の土台に、昨年の悪しきことは良い形でリセットされ、心新たに夢や希望を膨らませておられることと思います。
昨年末には、議会議員の新型コロナ集団感染により12月定例会を流会し、町民の皆様には大変なご迷惑、またご心配をおかけいたしましたこと、まずもってお詫び申し上げます。
おかげさまで、行政の協力を得ながら日程調整ができ、臨時会の開催により、高騰する光熱費対応や除雪の費用、新たな事業予算など全ての案件を、活発な質疑討論を経て審議を終結することができました。
不祥事につきましては、現在6名の議員で構成する調査委員会を立ち上がり、経過の整理をし、今後の危機管理体制強化に資するべく取り組んでおります。
早い時期に結果を公表し、議会として、議員として反省すべきは反省し、さらに災害など、どのような有事にも安定して議案審議・一般質問を行える議会運営体制の再構築につなげることで、失墜した信頼の回復に努めてまいる所存です。
当町議会は、新体制で活動をスタートしてから、早や2年が経過しようとしています。この間コロナ禍で、活動の制約はありましたが、議員定数・報酬の在り方の検討、有事に則して委員会のウェブ会議開催を可とするなど多くの改革に着手あるいは実施を進めました。また住民懇談会を各自治会へ出向いて開催し、今日までに、多くの皆様から様々な声をお寄せいただいております。今後は、いただいたご意見に対する議論を深め、町政の場に反映し、暮らしやすく力強いまちづくりに努めて参ります。
この2年間の町議会における議案審議を振り返りますと、国の地方創生交付金、特にコロナ関連の臨時交付金が矢継ぎ早に予算補正され、予備費を含め総額17兆円を超える額となりました。
これを受けて町でも、目の前のコロナ対策、コロナ終息後の力強いまちづくり事業などの大型の予算編成が続きました。
議会も、世帯の支援、業種別の産業支援復興対策、新たな観光戦略など多くの事業に対し、町民の皆さまの声を反映すべく町側と協議・審議を深め、政策のすり合わせに努めてまいりました。
そうした積み重ねが予算補正の都度、各種の施策に反映されてきたように感じます。
町民の皆様におかれましては、諸物価の高騰、低迷する産業経済、いまだ衰えぬ新型コロナウイルス、そして頻発する異常気象災害に対する不安など、日常の生活を取り巻く環境は厳しさを増していると感じます。
私たちは、本年もそうした課題に一つずつ向き合ってまいります。
しかしながら、こうしたときこそ、みんなで力を合わせて、互いに協力しあい助け合うことで、明るい未来に向けた一歩を踏み出すことができるものと思います。
町民の皆様に置かれましても、地域における絆を深め、まちづくりや議会に対する、参加・ご協力を、お願い申し上げます。
結びになりますが、町の発展と、町民の皆さまが、心穏やかに過ごすことのできるこの一年になりますように、また日々悲惨なニュースの流れる国々に、一刻も早い平和と安定が訪れますことを切に願いまして、年頭のご挨拶といたします。
2023/1/1 おりやま誠
町議会議員7名が新型コロナに感染
町民・行政職員並びに関係の皆様へ
本日現在、議会議員7名が同一の会食の席を介して新型コロナウイルスに感染してしまいました。
12月定例議会の重要案件審議を前にしての不祥事となってしまいました。
会食の理由にかかわらず、重要な時期にそのような席の自粛を決定しなかったことは、議長としての危機管理能力の欠如を問われるべきであり、責任を痛感しています。
本日は、ウェブ会議で議会運営委員会を開催願い、今後の議会運営を検討いただきました。
その結果に基づき、この後は、臨時会の開催により、案件審議を円滑に処理し、町民や関係の皆様の信頼回復に努めてまいります。
ここに、改めて深くお詫び申し上げます。
令和4年11月30日
飯島町議会議長 折山 誠
阿部知事と語る会 7/18
県伊那文化館ホールで阿部知事との語る会が開催されました。
阿部知事の県政報告では、多くの政策実績の報告の後、コロナで目指していた県民との直接対話の機会を全く持てなかったことを反省していた。次期県知事選に向けては多選の弊害と3期で広め深めて構築してきた多くのネットワークという利点があり、利点は生かし、弊害は意識し自らを律することで解消していく。そのことで県民の支援を受け、引き続き長野県のために働きたいという決意表明がありました。
その後参加者との意見交換の場がありました。
印象的だったのは㈱KOAの向山取締役会長の意見でした。
県組織の変革が必要だ。我々民間企業はPDCAを徹底し、業務の生産性向上を追求している。一方県組織は生産性が低い。
例えば、県が、我々企業関係者を交えた会議を開催し、多くの意見提言が出された。しばらくして次の会議に出席した折、資料として分厚い議事録が提出されたが、意見や提言がどのように生かされどのような効果があったのかは触れられていない。
何のための会議であったのかと、その運営に疑問を抱いた。県が発展するためには組織の民間感覚の改革が必要であり、その点を知事に強く望む。と述べられました。
知事は、改革が必要であると感じている。是非引き続きご意見を賜り、お力添えを願いたいと語った。
私は、町政に置き換えながら考えていました。行政には教育や福祉など効率や生産性の追求だけをできない分野がある。しかしながら、業務の効率を高め、より良い住民サービスの提供や活力あるまちづくりに資してほしい。
そのためには、民間感覚を取り入れた行政運営も必要であり、職員意識や組織の変革も必要だと感じました。
2022/7/20 おりやま誠
町村議会議員研修会
本日令和4年度町村議会議員研修会が松本市キッセイ文化ホールで開催されました。
当議会からは、都合のつかない議員を除く9名と議会事務局職員2名が出席しました。
研修内容は、2つの講演でした。
1つは鶴見学園女子大学教授による「地方自治体の防災・災害時の議会議員の役割」と題した講演で、内容の濃いものでした。
特に印象深かったのは、平常時の議会は行政の監視役として、批判や提案は大事だ。しかし非常時には議会活動は一定期間停止し行政と協力して復旧復興に力を注ぐべきだ。特に災害現場行政の対応を批判したり、職員を怒鳴りつけるような行動は慎むべきだ。まとめとして、人を「健康で幸福にするのは良い人間関係に尽きる」と米国の心理学者ロバート・ウォールディンガー氏の言葉を引用されました。
2つ目は弁護士の太田雅幸氏による「議会におけるハラスメント」と題した講演でした。
これまでの、判決が下されたハラスメント事件を数多く例題され、議員など一定の権力を有する者がその力を背景に犯しやすいハラスメントに留意が必要という警告をいただきました。
町のために町民のために何ができるかという議員の原点に立ち返った活動の認識を改めて深めることのできる研修でした。
2022/7/14 おりやま誠
新田「支え合い」の会 町長懇談
おりやま誠です。 久しぶりの投稿です。
私の自治会に有志による「支え合い」の会が発足しました。
自治会内の高齢化に伴い、ご近所が支え合うことで、できるだけ長く、いくつになっても・一人になっても馴染んだこの地域で暮らし続けられることを目標に会が結成されました。
これまでの検討段階では町や社協に全面的支援をいただきました。
今後会員の募集を皮切りに準備期間を経て10月から事業を開始することとなりました。
そこで、懇談会を開催してもらい、初年度の立ち上げ支援を町と社協に要請しました。
モデル事業として立ち上げ時の幅広い支援を行っていただけることとなりました。
2年目からは会費による自立運営を行ってまいります。
上原寛会長 上原則夫民生児童委員 下平町長 宮下副町長 藤木健康福祉課長 伊藤社協係長 中村町専門官
新田「支え合い」の会の目指すところ
2022/07/13(R4)
新田「支え合い」の会町長懇談資料
1.会の基本的な取り組み
①できる人が集まり、できることから少しずつ取り組んでいく。
立ち上げ年度は、需要が無い・少ないことも予想されるが、少しずつ信頼関係を構築するために運営を継続する。
②運営費は基本的に要支援者年会費及び賛助会費を財源とする
2.役員体制
会 長 上原寛 副会長兼コーディネータ 宮下里美 会計 松村澄人
事務局 折山誠
※設置場所 新田集会所
2.スケジュール
①7月 会の発足と事業を周知 会員を募集 ※自治会組長会をつうじて
②8月 募集結果をまとめ 具体的な事業計画を策定
③9月 要支援会員・支援会員・賛助会員との契約を締結
④10月 事業開始
3.本年度の事業
①集会所の開放(週 2日半日単位を目標) ※時間帯は関係者で検討
こどもの居場所にも開放
②買い物支援(当面七久保地区内)
週1日 安全運転講習会受講者4名で実施
※事故等の折の保障は自動車保険の範囲を超えないことで納得できる人
③玄関から公道までの除雪・灯油入れ(個別担当者制)
ゴミ出し(自宅から集積所まで)
④話し相手
ご近所さんで要支援・支援者のマッチングができれば2人態勢で)
⑤その他ちょっとした手助け
・電球交換・家具移動など
⑥次年度以降
・支援会員数によりできる事業を徐々に拡大
・町内通院支援(講習会受講者の数により検討)
4.立ち上げ時に必要な準備
①会員募集チラシ作成(150戸)
②会員用 会則・契約書・念書
③公開所への電話設置(留守録機能)
④支援会員のボランティア保険加入
⑤集会所光熱水費 (自治会へ納付)
⑥関係書類棚(公開所へ設置なら鍵付き※守秘義務)
少しずつ住みよい地域を目ざして取り組んで行きます。
2022/7/14 おりやま誠
議長就任1年を経過しました
昨年4月1日に議長に第19代議長に就任し、1年余が経過しました。
議長も新任で、議運・総務・社文・議会広報など常任委員長4人は1期目の議員が就任し、それぞれ右往左往の1年でした。また、コロナの影響で各種の研修や視察など新人議員が学ぶ場も確保できず、通常の改選期とは異なるご苦労を1期目議員に強いらざるを得ませんでした。
私自身は、議長職に専念することで、これまでの一般質問や、議決に際しての質疑や討論に参加することができず、私を支援していただき毎回、私の一般質問を傍聴に来ていただいた皆様には、私の議員活動に物足りなさを感じておられるかと思いますが、残す議長任期も1年を切りました。いましばらくご容赦ください。
あとしばらく、町と議会が同じ目線で未来の町づくりに向けて協調して努力していくことに全力を尽くしてまいります。
また、常々議員の皆さんとは、本会議で議決した案件について、その成否はすべて議会の責任であることを自覚して審議しなければならないことを認識として共有するように努めています。
下平町長の飯島型循環ライフ構想が未来の実りある飯島町に結び付くように全力を尽くしてまいります。
2022/5/12 おりやま誠
公益財団法人全国法人連合会飯島支部の提言を受けました2021/11/25
午前9時から、町長室にて令和4年度税制改正に関する提言書の提出がありました。
町内経営者の皆さんから、税・財政改革のあり方・経済活性化と中小企業対策などの提言があり、行政改革の中には地方議員の報酬削減見直しの内容もありました。
確認したところ本提言は議員に回覧をされればよいということで、通常の陳情とは異なるとのことでした。
11時からは、エコーシティー駒ケ岳の取り締り役会が開催され、上半期の決算報告を承認しました。
午後3時からは町議会運営委員会が開催され、調査案件の議員定数及び議員報酬の見直しの議論が始まりました。
ここでは、特別委員会を設置して調査をすすめることの確認が行われ、次回は特別委員会の構成を議論することとなりました。
私と副議長はオブザーバー出席しました。
2021/11/25 おりやま誠